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web版 陽岳寺護寺会便り

下町深川の禅寺 陽岳寺からのお知らせのブログです

陽岳寺護寺会便り・春彼岸特別号、配布中です


明日は春分の日、お中日です。墓参の方が、多くいらっしゃっています。まるで墓地はおはな畑のように見えなくも・・・?
東北地方太平洋沖地震による交通関係への影響で、陽岳寺へと墓参できない・・という方もいらっしゃいます。どうぞお電話でも下さいましたら、お線香・樒をおあげします。水をおかけします。
さて、昨日から三連休。休みを返上してのお仕事、されている方もいらっしゃるかと思います。当寺、19日土曜日から護寺会便り特別号をお配りしています。内容は、先日の日記にあります内容です。No.122です。
思い祈り願い、般若心経を読む-こだまでしょうか・行為の意味 - たぜあた -web版陽岳寺護寺会便り-

陽岳寺護寺会便りのバックナンバーを見ておりましたら、こんな記事がありました。それは、平成10年5月1日発行の第5号でした。

少しお寺のことやお寺との付き合い方を、お話いたしましょう。

質問:最近お墓を取得いたしまして、和尚さんにお頼みいたしまして、墓前にて開眼法要をいたしました。お彼岸が近くなってきましたが、お骨が入っていないお墓をお参りしなければいけないのでしょうか?

こたえ:当たり前のことですが、お参りするしないは、墓参する人の意志に任されています。新しく石塔を建てるということは、安住の住処を菩提寺とともに得たことになります。入魂の儀式は、家族のみんなが無事でありますように、病気にかかっても心に心配が生じませんように、人生が楽しく長生きできますようにと祈願を中心にご回向いたしました。これより人生の悔いの無いように過ごし、最後の最後はお寺に任せられるようになれると良いのですが。また、お寺と親しくなるには、できれば、春秋のお彼岸、お盆、年の瀬ないしは正月にお参りして、お寺と顔をつなぐ事も大事な事のような気がするのですが。


質問:お寺の墓地にお参りに行くとき、お寺に手ぶれでは失礼にあたりますか?

こたえ:何のためにお参りするのかと考えてみると、お参りに妨げになる事は必要ありません。陽岳寺の考えている事は、お寺の運営・維持に関してなるべくお檀家さんの負担にならないように、お参りに来がたくならないようにとのことです。その意味でいろいろな改修工事に寄付を募集してきませんでした。また、寄付を募集する場合でも期限を短く区切って、いつまでも督促するような行為はお寺に似つかわしくはないと考えております。お参りしがたいですから。
ですがお寺を維持する事とは、結局お檀家さんの負担に違いはありません。春秋のお彼岸、お盆、年の瀬・正月に少しでもお布施・付け届けを心がけてください。お布施や戒名料の高額請求や寄付をしないからと、うちのお寺は裕福なんだと心得違いをしている方がおります。お檀家さんもお寺を温かく見守って育てているという気持ちが必要だと思います。


質問:菩提寺を持つということは?

こたえ:お寺の檀信徒つまり檀家になるということです。また一般にお寺は宗派に属しておりますので、そのしきたりにて家の亡き人の冥福を祈ったり、祈願をするようになります。つまり、仏事に関しては、お寺に任せておけば良いという安心を得たことになります。またそのことは同時に仏教徒になられたわけでもあります。

陽岳寺は、檀家の皆さんから、お位牌やお骨を預かり、守っています。そのなかで、墓参の際に、500円手渡す方もおりますし、1000円札を「これで」と渡される方もいます。また、「今日はお花を持ってきたので、お線香だけで」とおっしゃる方もおりますし、寺の者に声をかけないで墓参される方もいらっしゃいます。
さて、「お寺の者に声をかける、話しをする方は良いお檀家さん」「素通りされる方はお寺のことを考えていない」と考えるでしょうか?答えは、いいえ、です。
どちらの方も、お寺のことを考えてくれていると私は思います。お位牌やお骨を預かる者として、それぞれお位牌やお骨のひとつひとつは全体でもあるのですから。
もちろん、お寺の者に声をかけて欲しいとは思います。最後の最後をお寺にお任せすることを考えてみてほしいのです。その関係、全体を眺めてほしい、との思いです。ですので、お骨が入っていないお墓をお参りしなければいけないのでしょうか?いいえ。ぜひ、お参りをしていただきたいと思います。家族のみんなが無事でありますように、病気にかかっても心に心配が生じませんように、人生が楽しく長生きできますようにと祈願を中心にご回向いたしました。これより人生の悔いの無いように過ごし、最後の最後はお寺に任せられるようになれると良いのですが。