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web版 陽岳寺護寺会便り

下町深川の禅寺 陽岳寺からのお知らせのブログです

時間が進むほど強くなる-「2011年、私の3大ニュース」

今週のお題「2011年、私の3大ニュース」
東日本大震災、深川に帰ってきて1年が過ぎたこと、そして結婚。

東日本大震災

あなたにとって今年の三大ニュースは何かと聞かれれば、まず東日本大震災が思い起こされるはずです。
遠く離れた人にとっても、罹災した人にとっても、「東日本大震災」「3月11日」という言葉を目にすれば。耳にすれば。あの時が脳裏によみがえります。なんたって、いまなお身体で感じるほどの地震が続いていますし、原発・放射線への不安が社会を覆っています。
2011年今年の漢字 - Wikipediaとして、『絆』が選ばれました。
大きな出来事です。どうやっても忘れることは出来ません。忘れることが良いことなのか否かは、みながそれぞれに考えることですが。第二次世界大戦、関東大震災など、語る主役がいなくなろうとしています。また、消された歴史もあるでしょう。
語らないことで癒やされることもあるし、語ることで気付いていなかった苦しみを癒やすこともあるはずです。
3月11日から何日、何ヶ月と過ぎて、新たな年を迎えようとしています。「あの日」「あの震災」「あの地震と津波」と、記憶とともに様々な感情を風化させることは一つの対処法です。
しかし目から、耳から入ってくる世界をごまかすことは出来ません。何をやっても向き合わなければならないという事実。今そこにある光景は忘れることの出来ないものです。
それならば、その苦しみや悲しみを糧として、生きていくしかないのでしょう。忘れてはならないこと、忘れられないこと、離れられないこと。たくさんある。複雑にからみあっている心をほぐすためには、その核を探すことです。いくら時間がかかってもいい。
『絆』『がんばろう日本!東北!』という言葉を、栄養にかえて立ち上がり、踏み台にかえて駆け上る。転ばぬ先の杖にかえて二度と失敗を起こさない。涙にかえて立ち止まり。決意にかえて生きていくしかない。
陽岳寺は、回向にかえて、ご冥福、ご多幸、ご無事をお祈りします。
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被災地の安寧と復興を念じ、般若心経を読む-法句経 - たぜあた -web版陽岳寺護寺会便り-

深川に帰ってきて1年が過ぎました、そして結婚

JR北鎌倉駅前、円覚寺境内の専門道場から深川に戻り1年が経ちます。
住み慣れた深川で、副住職として過ごしました。初めての春夏秋冬でした。目線がかわれば、世界もかわります。


結婚とはなんだろうかと問い続ける日々です。深川に帰ってきて1年。夫婦になって0年。
一日一日と積み上げていくことが何になろうか。積み上げていくという意識さえ無かったのかもしれません。地震によって全てが崩れることもあるでしょうし、その後に雨降って地固まることもある。うちは横に広げてるんだとか、新しいものに日々取りかえるんだとか、少しずつ削っていくのだとか、各人の認識の違いがブワッと露わになった年でした。

あなたの印象に残った今年の出来事とは

あなたの印象に残った今年の出来事とは、これから先も生きていって(そのはず)、あれからもう何年か・・と感慨にふけることが出来る希望です。
どうかよい年でありますように、よい年としますように。時間が進むほど強くなる思いが、希望なのでしょう。